2014年09月25日
M2ヘルメット
こんにちは。アーデルハイトです。
ブログ開設一発目はなにを書こうかと悩んだ結果、お気に入り?のヘルメット君に登場していただきたいとおもいます。

はい、M2ヘルメット君です。体重1.5kg。これを重いと思うか軽いと思うかは人それぞれだと思いますが、手に持つと実際重いと感じます。ですが頭に被るとなんのその、これ被って一日サバゲーしても全然気になりません。
これを被っている間、自分は映画で見たベトナム戦争中のアメリカ軍兵士になりきっているのです。
それまで弾に当たるのが怖くて(痛いし)、後ろでペチペチ撃ってるだけだったのが、最前線のさらに前で戦うくらいに心境の変化があり、泥汚れ、切り傷ができると「これがナムだぜ!」と歓喜する変態になります。
雰囲気って大事ですよね。
M2ヘルメットは、第二次世界大戦のアメリカ軍で使用されたM1ヘルメットの後継です。
どこが違うのかは後述するとして…ベトナム戦争といったらこのヘルメットのリーフパターンを連想する方も多いのではないでしょうか。これはミッチェルパターンヘルメットカバーといって、裏側には同じ柄の枯れ草バージョンもあります。勘のいい人はお気づきかと思いますが、ヘルメットカバーのスリットは現地の草とかを挿して偽装するためのものです。使ってる写真はあまり見ませんが。
実物が手に入らず、こちらはレプリカですが、新品の色だといかにも新兵という感じでダサいので、洗濯板で何度かしばきました。コットンの病にかかると、土に埋めては洗い、また埋めてを繰り返し、添い寝をし「熟成」させるらしいですが…。
実際そっちの方がいい色になるとは思いますがね。
いまのヘルメットカバーは袋状になっていて被せるようになっているみたいですが、このヘルメットカバーはタコ足のようになっていて、それをこのようにしてとりつけます。

最近のヘルメットはシェルとライナーが一体ですが、この頃はシェルとライナーが分割されていて、こうしてシェルとライナーの間に前述のタコ足を挟んでとりつけてるんです。
ちなみにシェルというのは外側の金属部分で、ライナーとは樹脂でできた直接頭に被る部分です。ヘルメットカバーはレプリカと言いましたが、シェルとライナー、そして後述のヘルメットバンドは当時の実物です。

自分の装備は陸軍なので、このようなヘルメットバンドを装備します。映画とかだと、ここに弾帯とかタバコを挟んだりしてますね。以前5.56mm弾を挟んでましたが、落ちそうだったので外してしまいました。
英字のマルボロの箱がほしいですが、タバコは吸わないので…。
海兵隊だと、このヘルメットバンドは支給されなかったので、各兵士がタイヤチューブを使って自作していたようです。
なんで支給しなかったんだろう…。このヘルメットバンドがかっこいいのに。
ちなみにナム戦やる人は海兵隊が多いらしいです。フルメタル・ジャケットの影響なのか…?陸軍と海兵隊は装備がかなり違うのですが、それはまた後日…。
地獄の黙示録で、第一騎兵隊がワルキューレを流しながらヘリで攻撃するシーン見たら、陸軍やりたくなると思うんだけどなぁ…。

M1とM2の違いはココ。ライナーです。
M2では画像右側の、被ると後頭部が来るところにM1にはないバンド?があります。
安定性を増すために改良された部分ですが、実際M2の方が被り心地はいいです。
結構ものによって自分の頭に合う合わないがあるので、買うときは実際に被ってから決めるのがいいですね。
ちなみにこちら、たしかに実物なのですが、残念ながらベトナム戦争当時のものではなく、戦後のものになります。
戦中のものは頭にのせるバンド部分はライナーから取り外せないのですが、戦後のものは取り外せるようになっています。
被り心地よかったし、被ってしまえばわからないのでそうだと知りながらこっちにしました(笑)
ちなみにこれ、シェルの片側のストラップ取り付けの金具が取れちゃってます。ストラップしないし、むしろ邪魔(当時はストラップをつけると爆風でヘルメットが飛んだとき首ごともってかれるので、していなかったようです。強い力がかかると外れるように改良されたそうですが)なのと、これしかなかったもので。
それでは、今日はこの辺で。

ブログ開設一発目はなにを書こうかと悩んだ結果、お気に入り?のヘルメット君に登場していただきたいとおもいます。

はい、M2ヘルメット君です。体重1.5kg。これを重いと思うか軽いと思うかは人それぞれだと思いますが、手に持つと実際重いと感じます。ですが頭に被るとなんのその、これ被って一日サバゲーしても全然気になりません。
これを被っている間、自分は映画で見たベトナム戦争中のアメリカ軍兵士になりきっているのです。
それまで弾に当たるのが怖くて(痛いし)、後ろでペチペチ撃ってるだけだったのが、最前線のさらに前で戦うくらいに心境の変化があり、泥汚れ、切り傷ができると「これがナムだぜ!」と歓喜する変態になります。
雰囲気って大事ですよね。
M2ヘルメットは、第二次世界大戦のアメリカ軍で使用されたM1ヘルメットの後継です。
どこが違うのかは後述するとして…ベトナム戦争といったらこのヘルメットのリーフパターンを連想する方も多いのではないでしょうか。これはミッチェルパターンヘルメットカバーといって、裏側には同じ柄の枯れ草バージョンもあります。勘のいい人はお気づきかと思いますが、ヘルメットカバーのスリットは現地の草とかを挿して偽装するためのものです。使ってる写真はあまり見ませんが。
実物が手に入らず、こちらはレプリカですが、新品の色だといかにも新兵という感じでダサいので、洗濯板で何度かしばきました。コットンの病にかかると、土に埋めては洗い、また埋めてを繰り返し、添い寝をし「熟成」させるらしいですが…。
実際そっちの方がいい色になるとは思いますがね。
いまのヘルメットカバーは袋状になっていて被せるようになっているみたいですが、このヘルメットカバーはタコ足のようになっていて、それをこのようにしてとりつけます。

最近のヘルメットはシェルとライナーが一体ですが、この頃はシェルとライナーが分割されていて、こうしてシェルとライナーの間に前述のタコ足を挟んでとりつけてるんです。
ちなみにシェルというのは外側の金属部分で、ライナーとは樹脂でできた直接頭に被る部分です。ヘルメットカバーはレプリカと言いましたが、シェルとライナー、そして後述のヘルメットバンドは当時の実物です。

自分の装備は陸軍なので、このようなヘルメットバンドを装備します。映画とかだと、ここに弾帯とかタバコを挟んだりしてますね。以前5.56mm弾を挟んでましたが、落ちそうだったので外してしまいました。
英字のマルボロの箱がほしいですが、タバコは吸わないので…。
海兵隊だと、このヘルメットバンドは支給されなかったので、各兵士がタイヤチューブを使って自作していたようです。
なんで支給しなかったんだろう…。このヘルメットバンドがかっこいいのに。
ちなみにナム戦やる人は海兵隊が多いらしいです。フルメタル・ジャケットの影響なのか…?陸軍と海兵隊は装備がかなり違うのですが、それはまた後日…。
地獄の黙示録で、第一騎兵隊がワルキューレを流しながらヘリで攻撃するシーン見たら、陸軍やりたくなると思うんだけどなぁ…。

M1とM2の違いはココ。ライナーです。
M2では画像右側の、被ると後頭部が来るところにM1にはないバンド?があります。
安定性を増すために改良された部分ですが、実際M2の方が被り心地はいいです。
結構ものによって自分の頭に合う合わないがあるので、買うときは実際に被ってから決めるのがいいですね。
ちなみにこちら、たしかに実物なのですが、残念ながらベトナム戦争当時のものではなく、戦後のものになります。
戦中のものは頭にのせるバンド部分はライナーから取り外せないのですが、戦後のものは取り外せるようになっています。
被り心地よかったし、被ってしまえばわからないのでそうだと知りながらこっちにしました(笑)
ちなみにこれ、シェルの片側のストラップ取り付けの金具が取れちゃってます。ストラップしないし、むしろ邪魔(当時はストラップをつけると爆風でヘルメットが飛んだとき首ごともってかれるので、していなかったようです。強い力がかかると外れるように改良されたそうですが)なのと、これしかなかったもので。
それでは、今日はこの辺で。

Posted by アーデルハイト at 15:37│Comments(2)
│ナム戦装備アメリカ陸軍
この記事へのコメント
こんにちは、初めまして。
WW2、日系アメリカ人部隊を中心に日本軍、ベトナム米軍などのリエナクトメントを趣味としてますおっさんです。
ベトナム戦では、陸軍第4歩兵師団第35連隊第1大隊B中隊のリエナクトメントをしています。
ええと。。。
写真のサイズが大きすぎるのか、一部分しか表示されてないですよw
さて、ヘルメットについてですが、このタイプのヘルメットはWW2時~80年代まで通じて「M1ヘルメット」です。
形状としては大きく分けてWW2時の初期、後期、朝鮮戦争頃生産、ベトナム戦争頃生産、他と(この分類もかなり大雑把です)様々ですが、一般にベトナム戦争で多く使われていたとされる物はマニアの間ではM2ヘルメットや56ヘルメット等と呼ばれていますね。
ライナーについても同様で総じてM1ヘルメットライナーなのですが、様々なタイプがあり、バリエーションとしてはM1ヘルメットだけで本書けるくらいになると思います(実際、洋書ではM1ヘルメットだけを扱った物があります)
で、本題ですが、M1ヘルメットんのライナーはバンド(ハチマキ部分)と、ハンモック部分がそれぞれ調整でき、自分の頭のサイズ、形状に合わせる事ができます。
ヘルメットライナーのサイズ調整は兵士の基本の一つですので、是非ぴったり合うような調整にしてみて下さい。
またシェルのチンストラップですが、戦闘時は爆風を考慮して外されていたと言うのは事実ですが、ヘリ搭乗時や条件によってはチンストラップを止める事を命じられていますので、そのうち取り付けてはいかがでしょう。Vショー等で安く売ってると思います。
いきなりでゴチャゴチャ書いてうるさく思われたら済みません。
今後、お付き合い願えれば、と思います。
WW2、日系アメリカ人部隊を中心に日本軍、ベトナム米軍などのリエナクトメントを趣味としてますおっさんです。
ベトナム戦では、陸軍第4歩兵師団第35連隊第1大隊B中隊のリエナクトメントをしています。
ええと。。。
写真のサイズが大きすぎるのか、一部分しか表示されてないですよw
さて、ヘルメットについてですが、このタイプのヘルメットはWW2時~80年代まで通じて「M1ヘルメット」です。
形状としては大きく分けてWW2時の初期、後期、朝鮮戦争頃生産、ベトナム戦争頃生産、他と(この分類もかなり大雑把です)様々ですが、一般にベトナム戦争で多く使われていたとされる物はマニアの間ではM2ヘルメットや56ヘルメット等と呼ばれていますね。
ライナーについても同様で総じてM1ヘルメットライナーなのですが、様々なタイプがあり、バリエーションとしてはM1ヘルメットだけで本書けるくらいになると思います(実際、洋書ではM1ヘルメットだけを扱った物があります)
で、本題ですが、M1ヘルメットんのライナーはバンド(ハチマキ部分)と、ハンモック部分がそれぞれ調整でき、自分の頭のサイズ、形状に合わせる事ができます。
ヘルメットライナーのサイズ調整は兵士の基本の一つですので、是非ぴったり合うような調整にしてみて下さい。
またシェルのチンストラップですが、戦闘時は爆風を考慮して外されていたと言うのは事実ですが、ヘリ搭乗時や条件によってはチンストラップを止める事を命じられていますので、そのうち取り付けてはいかがでしょう。Vショー等で安く売ってると思います。
いきなりでゴチャゴチャ書いてうるさく思われたら済みません。
今後、お付き合い願えれば、と思います。
Posted by 先任
at 2014年09月28日 22:43

こんにちは、先生さん。
画像表示しきれていませんか、自分のでは一応きちんと表示されてるのですが……画像サイズとか全く気にしてなかったので、そのまま使ってしまったんですよね。多分そのせいかと……これ以降……というかM1928の記事では少しサイズを落としてみたのですがそちらはどうでしょうか?こちらもサイズダウンして再アップロードいたします。ご連絡ありがとうございます。
そうだ、内側のはハンモックでしたね(笑)これ調整できるんですか…まあ冷静に考えればそうですよね。とりあえず自分のはこれでぴったりなのでこのまま使いますが、今後新しいライナー買ったときとか参考にさせていただきますm(_ _)m
ヘリに乗るときはストラップをつける義務があったんですね、自分のは金具が片方とれてしまっているのでどうしたものか……
ヘリとヘルメットといえば、尻の下にヘルメットを置いて「息子ガード」にしていたのが印象的でした(笑)
画像表示しきれていませんか、自分のでは一応きちんと表示されてるのですが……画像サイズとか全く気にしてなかったので、そのまま使ってしまったんですよね。多分そのせいかと……これ以降……というかM1928の記事では少しサイズを落としてみたのですがそちらはどうでしょうか?こちらもサイズダウンして再アップロードいたします。ご連絡ありがとうございます。
そうだ、内側のはハンモックでしたね(笑)これ調整できるんですか…まあ冷静に考えればそうですよね。とりあえず自分のはこれでぴったりなのでこのまま使いますが、今後新しいライナー買ったときとか参考にさせていただきますm(_ _)m
ヘリに乗るときはストラップをつける義務があったんですね、自分のは金具が片方とれてしまっているのでどうしたものか……
ヘリとヘルメットといえば、尻の下にヘルメットを置いて「息子ガード」にしていたのが印象的でした(笑)
Posted by アーデルハイト
at 2014年09月29日 09:14
